タイヤ、チューブの選定

• タイヤは自動車メーカーが指定した標準タイヤ、またはオプションタイヤを使用してください。
• タイヤは全車輪とも同一の種類、構造、サイズのタイヤを使用してください。なお、自動車メーカーが軸別にサイズの異なるタイヤを指定した場合はその指示に従ってください。
  警告：種類、、構造及びサイズの異なるタイヤを同一軸に混用すると、タイヤ性能が異なる為、事故になる恐れがあるので使用しないでください。ただし、応急用タイヤは除きます。
• 非対称・方向性パターンを採用しているタイヤは、装着の際はサイドウォール部に打刻された「SIDE FACING OUTWARDS」を外側にしてローテーションマーク（矢印←）をタイヤの回転方向にあわせ、全てが同一方向になるように装着してください。
• 方向性パターンを採用しているタイヤは、装着の際はサイドウォール部に打刻されたローテーションマーク（矢印←）をタイヤの回転方向にあわせて、全てが同一方向になるように装着してください。
  警告：リ・グループ、穴あけ等の加工をしたタイヤは、損傷したり、事故になる恐れがあるので、使用しないでください。
• チューブはタイヤと同一サイズ表示のもので、バルブは車両及びホイールに適合するものを使用してください。
• 新品タイヤには、新品チューブを使用してください。
• タイヤサイズ、車両に適合したホイールを使用してください。

タイヤの適正使用について

• タイヤの空気圧は、自動車メーカー指定の空気圧（車両のドア付近のプレートに表示）を充填してください。
  警告：タイヤの空気圧は走行前の冷えている時に、自動車メーカー指定の空気圧にエアーゲージにより調整してください。
• 空気圧に過不足があると、タイヤが損傷したり、事故につながる恐れがあります。
• 扁平タイヤの空気圧不足は特に見た目にはわかりづらいので、エアーゲージによる空気圧の点検をしてください。
• タイヤに亀裂、またはくぎ、金属片、ガラス等が刺さっていないか、溝に石等の異物を挟み込んでいないか確認してください。異物を発見した場合は、販売店に相談し異物を取り除いてください。
  警告：コードに達している外傷、ゴム割れのあるタイヤは使用しないでください。
  警告：タイヤの溝の使用限度は、残り溝の深さが1.6mmです。残り溝の深さが1.6mmになる前に新品タイヤと交換してください。
• スペアタイヤの空気圧は定期的に点検し、自動車メーカーの指定空気圧にしてください。
  警告：ホイールには、亀裂、変形等の損傷や著しい腐食がないことを確認してください。

運転者の遵守事項

警告：タイヤを傷つける恐れがあるので、道路の縁石等にタイヤの側面を接触させたり、道路上の凹や突起物を乗り越しは避けてください。
警告：急発進、急加速、急旋回及び急停止は危険ですので避けてください。特に湿潤路、積雪路及び凍結路は滑りやすく、事故になる恐れがあるため、急カーブでは減速するなど道路状況に応じた適切な運転をしてください。
警告：走行中に車両が操縦不安定または、異常な音及び振動を感じた時は速やかに安全な場所に停止し、車両及びタイヤを点検してください。外観上、異常なくても早期にタイヤ販売店に点検を依頼してください。

• 瞬間パンク修理剤またはタイヤツヤだし剤等で、タイヤに劣化等有害な影響を及ぼすものは使用しないでください。
• タイヤのタイプやサイズを変更した場合は、タイヤの運動特性が変化するので、慣れるまでは注意して運転してください。

※タイプとは、カーカス構造、チューブの必要性の有無、速度性能及びトレッドパターン（夏用、冬用タイヤ）の異なる区分をいう。

チェーンについて

• タイヤチェーンは、タイヤサイズに適合したサイズのものを、駆動輪に装着してください。
• タイヤにチェーンを装着して積雪又は、凍結していない道路を走行すると、タイヤ、タイヤチェーン及び車両を損傷したり、スリップする恐れがありますので避けてください。
• タイヤチェーンを装着した場合は、次表の速度で走行してください。

道路	走行速度（km/h）
	金属製	非金属製
積雪路および凍結路	30以下	50以下

リム組時の注意事項

警告：エアーコンプレッサーの調節弁は、タイヤ破裂の危険があるので、タイヤの使用空気圧に応じ、次表により正しく調整してください。

タイヤの使用空気圧区分（kPa（kgf/cm2））	調節弁の最高調整空気圧（kPa（kgf/cm2））
400（4.0）まで	500（5.0）
400（4.0）超～600（6.0）まで	700（7.0）
600（6.0）超～1,000（10.0）まで	1000（10.0）

危険：破裂の危険を避けるため、タイヤを安全囲いの中に入れる等、安全措置を講じた上、空気を充填してください。
警告：自動車用タイヤの組立時のビードシーティング厚は、300kPa（3.0kgf/cm2）とし、これを超える圧は注入しないでください。ビードシーティングとは、タイヤ組立時に、タイヤ両側のビードがリムのビードシート部に周上均等にのった状態（ハンプ付きリムは、ビードがハンプを超えた状態）をいいます。

• ビードシーティング圧以内の空気圧を注入し、タイヤの両側のビードがリムのシート部に周上均等にのっている事を確認した後、使用空気圧を充填してください。
• チューブレスタイヤのリム組み時、ビード部を傷つけないようリム組用潤滑剤をご使用ください。
• 空気を充填後、バルブキャップを取り付ける前に、バルブコアから空気の漏れ、リムやバルブ周りからの空気漏れがないか確認し、バルブキャップを取り付けてください。

タイヤの保管

• タイヤ、チューブは直射日光、雨及び水、油類、ストーブ等の熱源及び電気火花の出る装置を避けて保管してください。