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タイヤの管理について TYRE MAINTENANCE

タイヤの空気圧

タイヤの空気圧は、安全で経済的な走行をするために最も重要なものです。
定期的な点検を実施してください。
時間の経過とともに自然にタイヤから空気が漏れ出すなど、空気圧は様々な原因で低下します。

  • タイヤの空気圧が高すぎる場合、車がいつもより跳ねる感じになり、傷を受けやすくなります。
  • タイヤの空気圧が低すぎる場合、燃費が悪くなり、操作性が低下します。

正しい空気圧は車の運転席側のドアに表示がありますので、確認してください。
また、スペアタイヤの点検もお忘れなく。

タイヤの溝

自動車用タイヤの磨耗限度は1.6mmと法規上で規定されています。
基準未満のタイヤは法規上違反になりますので、車検などを通らなくなります。
さらに、雨の日はスリップしやすく、ハイドロプレーニング現象が発生しやすくなり危険です。

タイヤの方向

サイド部に矢印のマークが付いているタイヤは、ユニディレクショナルパターンという、方向性を持ったパターンを採用したタイヤです。
クルマに装着する際は、必ず、表示された矢印をタイヤの回転方向にあわせて装着してください。

タイヤの傷

タイヤに傷がないかどうか、金属片やガラスなどが刺さっていたり、溝に石やその他の異物を噛みこんでいないか確認してください。
傷があったり異物が刺さっていたら、すぐにタイヤ販売店にご相談のうえ、取り除いてください。

また、サイドウォール部にも異常がないか確認してください。
盛り上がっている変形を見つけたら、至急タイヤ販売店にご相談下さい。
この変形は「ピンチカット」と呼び、サイドウォール部が強い衝撃を受け、タイヤ内部のコードが切れたときにおきます。
そのまま走行を続けると大変危険です。

ホイールバランス

ホイール(タイヤ)を車体に取り付ける時は、センターのずれによるアンバランスが発生しないよう、慎重に行ってください。
ホイールバランスが狂っていると、ハンドル振れや操作の不安定などを引き起こす原因となります。

慣らし走行

新品タイヤは使用初期がもっとも成長し、発熱もしやすいため、タイヤを慣らす必要があります。
夏用タイヤの場合、80km/h以下の速度で100km以上、冬用タイヤの場合、60km/h以下の速度で200km以上の慣らし走行を行ってください。

タイヤ保管方法

装着していないタイヤは、雨や直射日光が当たらない、高温・多湿にならないガレージなどで保管してください。
また、モーターやバッテリーなどのオゾンが発生する機器や、油やストーブなど、タイヤを劣化させる機器や物質を近くに置かないようにしてください。
また、タイヤをホイールとセットで保管する場合、変形を抑えるため、乗用車用タイヤでは空気圧を1.0kgf/cm2程度に下げて平積みされることをお勧めします。

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